
相模原市南区、小田急線の相模大野駅北口から徒歩6分、県道51号線(行幸道路)と国道16号線が交差するあたりに鎮座する谷口山野稲荷神社を訪問。鳥居の右前方には「正一位蚕守稲荷大明神」という別の名称で書かれた看板もあり、地元では二通りの社名で親しまれていることが想像される。
神社の御縁起によれば、当稲荷神社は「谷口郷霊現閣」と称され、安永3年(1774)徳川十代将軍家治の時代にはすでに祀られていたという。その後、嘉永7年(1854)京都伏見稲荷大社より、蚕守と記されている御霊をいただき、当時唯一の産業であった養蚕の神様として尊崇されるようになった。社会の変遷に伴い養蚕農家が見られなくなった現在では、五穀豊穣、家内安全、学業成就、交通安全など、招福除災の神様として人々から信仰されている。

崇敬者によって奉納された「千本鳥居」をくぐりながら、御社殿に近づいていく。

「長年にわたる近隣や氏子崇敬者による浄財で、鳥居建立の運びとなりました」と伝える謝礼の言葉。常駐の神職はいないようだが、地元住民に大切にされている様子がうかがえる。

創建以来の歴史を感じさせる手水舎。その左側には、神社の御縁起を記す立て看板がある。

左右二体の白狐様が守護する、朱塗りの御社殿。

中央の大鈴を鳴らして参拝。「稲荷社」と横書きされた扁額がよく映える。

御社殿の左隣りには、奉納された御神木が三本ほど見られる。

参拝を終え、奉納日が記された千本鳥居の参道を戻っていく。この神社では、御朱印の拝受はなさそうだ。
⛩️INFO
神奈川県相模原市南区相模大野2−21−11
電話:記載見つからず
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