【神奈川県】雨降山大山寺 ☆秘仏開帳!三体の大黒天像☆

関東屈指の霊山である「大山」の中腹に位置する雨降山大山寺(あふりさんおおやまでら)を訪問。奈良の東大寺を開いた良弁僧正が天平勝宝7年(755)に開山したのに始まり、その後を継いだ光増和尚(行基菩薩の高弟)が大山寺第二世となって山の中腹に諸堂を建立。その後、徳一菩薩の招きにより弘法大師が大山寺第三世として当山に入り、現在に伝わる数々の霊所が開かれることになった。
御本尊の鉄造不動明王と二童子像は文永2年(1264)に願行上人が鋳造し、国の重要文化財に指定されている。毎月8日、18日、28日が御開帳日となるが、それ以外にも特別開帳があり、令和7年9月28日から12月8日までは大山寺開山1270年記念の「秘仏御開帳特別期間」と銘打って、古伝様式の三面大黒天像(初公開)、後藤斎宮作の大黒天像(江戸後期)、高村光雲作の三面大黒天像、という三体の秘仏が本堂内にて御開帳されている。

大山寺は成田山新勝寺、高幡不動尊金剛寺と並ぶ関東三大不動の一つであり、関東三十六不動の一番札所でもある。大山ケーブルカー唯一の途中駅「大山寺」下車が最速ルートであるが、時間と体力があれば「女坂」の山道を約20分かけて上っていくという選択肢もある。

「女坂の七不思議」の一つとされる子育て地蔵。最初は普通のお地蔵様として安置されたが何時の頃からか顔が童(わらべ)に変わっていた。この地蔵に祈ると子供がすくすく丈夫に育つといわれている。

大山唯一の朱塗りで最古の建造物「倶利伽羅堂」。もともとは大山阿夫利神社に近い二重滝にあったが、安政2年の大火で消失を免れていたのを明治初期に現在の場所へ移された。古来から雨乞いの守護神「八大龍王」が祀られていたという。

本堂への長い石段を上る。紅葉がとりわけ色鮮やかな写真スポット。

石段の途中、たまたま左側に見えた阿弥陀如来坐像。今回のベストショットかもしれない。

手水舎の背景にも色づいた紅葉が映える。

現在の本堂は明治初年の廃仏毀釈によって破壊されていたものを明治18年に全国の信者たちの寄進によって再建されたもの。堂内(撮影不可)にて御本尊の鉄造不動明王と二童子像、特別開帳されている三体の大黒天像を参拝。俗世を離れ、神秘的な慈悲の光に包まれていくような時空間を体感する。

弘法大師像を安置する「大師堂」。左下に秘仏御開帳の案内が見える。

寛政7年(1795)に旧大山寺境内に建立された宝篋印塔。大正3年、新境内に再建される。

世界平和を祈願する「除夜の鐘」のイベントを告知する鐘楼。

境内より伊勢原市街地の遠景を眺望。紅葉とのコントラストが美しい。

大山鐵不動明王と墨書された通常御朱印(右)と秘佛三面大黒天と墨書された特別御朱印(左)を拝受

参拝からの帰り道は大山ケーブルカーの途中駅から乗車するという楽なルートにするか⋯

それとも来た道をそのまま戻るという女坂ルートにしようか⋯と考えるが、

結局、楽な大山ケーブルカーで戻ることに決める。
卍INFO
雨降山 大山寺
神奈川県伊勢原市大山724
電話:0463-95-2011
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