日本の聖地をめぐる 〜諸国開運巡礼記〜

神社仏閣、パワースポット、歴史、文化、旅の回想録などを綴ります。

【神奈川県】日向薬師(日向山宝城坊) ☆日本三薬師☆

カムヤマト

令和7年11月12日、小田急伊勢原駅北口からバスで20分、古くから修験道の霊山として知られる日向薬師(ひなたやくし)、正式名称は日向山宝城坊(ひなたさんほうじょうぼう)を訪問。奈良に平城京が築かれた6年後、霊亀2年(716)に行基菩薩が開創した高野山真言宗の寺院で、現在は日本三薬師のひとつとされる。御本尊は木造の鉈彫り薬師三尊像で、年5日間(1月1日〜3日、1月8日、4月15日)のみ開帳。鎌倉時代には将軍源頼朝が慶久3年(1192)に妻政子の安産祈願で参詣したのを皮切りに、夫婦ともども篤く信仰する。その後、安土桃山時代から江戸時代にかけて多くの仏像と建物が造られ、重要文化財の寺宝となっている。


日向薬師の参道入口。ここから石段を上り、本堂まで約15分のハイキングとなる。


寺院内に仏敵が入らぬよう、守護神として待ち受ける木造の金剛力士像。天保4年(1833)に鎌倉仏師の後藤真慶により造像される。


二体の金剛力士像が睨みを効かせる仁王門をくぐり、さらに緑深い参道を上っていく。


日向薬師の境内に到着。手水舎の向こうに見えるのは、万治3年(1660)再建、平成28年に大改修を終えた壮大な茅葺き屋根の本堂薬師堂)。国指定重要文化財となっている


天暦6年(952)に村上天皇の発願により鋳造された銅鐘国指定重要文化財。鐘堂の柱がそれぞれ3本一組で計12本なのは「十二神将に囲む」を意味すると考えられている。


銅鐘の右隣りに生育する樹齢約800年の二本杉。足利基氏が寄進した「宝城坊の錦旗」を掲げて薬師供養が行なわれたことから「幡かけ杉」とも呼ばれる。神奈川県天然記念物


霊樹に安置された虚空蔵菩薩立像智慧を授ける仏として信仰されてきたといわれる。


なうぼう あきゃしゃきゃ らばや おんありきゃ まりぼりそわか」と真言を唱えて参拝。


錫杖と鉄鉢を手に諸国を巡歴される修行時代の弘法大師像


線香をたいてから本堂薬師堂)に上る。撮影禁止の内部には中央の須弥壇に安置された薬師如来坐像と十二神将立像のほか、木造釈迦如来坐像、白衣観音像、石造聖徳太子孝養像、木造役行者像、木造弘法大師坐像、木造行基菩薩坐像、木造賓頭盧尊者坐像、木造千手観音立像など、貴重な仏像が並ぶ。


薬師如来の御真言「オン コロコロ センダリ マトウギ ソワカ」を唱えて参拝。


特別展覧会開催中の宝殿を参拝。〈丈六〉木造薬師三尊像、〈丈六〉木造阿弥陀如来坐像木造四天王立像木造十二神将立像宝城坊旧本堂内厨子(本尊の薬師三尊像を安置)はいずれも国指定重要文化財。ほかに木造獅子頭、唐櫃、太田道灌が所有したとされる頬当てなどが展示されていた。


奇しくも昨年令和6年11月12日という同じ日に参拝していた。その際に拝受した見開き2種の御朱印。「瑠璃光」は「薬師如来」の別名とのこと。


こちらは今回拝受した御朱印。字体がまったく異なり、もはや解読不能になっている。


参拝後は日向薬師バス停の隣りにある珈琲焙煎所で一休み。珈琲(180円)は4種類のテイストから選べる。通常は土日のみ営業だが、特別展覧会期間中はオープン。


INFO

日向薬師(日向山宝城坊)
神奈川県伊勢原市日向1644
電話:0463-95-1416


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